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侵入が難しい部分の白蟻駆除工事を行うための方法をご紹介

こんにちは、テクニカルの石井です。

今回は駆除工事についてお話ししようと思います。

 

基本は予防が大切

私たちは普段シロアリの予防を呼びかけています。

なぜなら、「シロアリ被害がでないことが重要」だからです。

ですが、駆除工事に関してはすでに被害が出ているケースが殆どです、

※木部の中など目で見えないケースもあり、シロアリが100%いると断定できないケースもあります。その場合は、お客様に事実をお伝えし、シロアリが目視できなかったこと、しかし「シロアリがいない、大丈夫です」とは言えないことをご説明することがあります。

駆除工事の場合被害の進行度合いによっては部材の交換も考えなければなりません。

駆除工事というのは被害の拡大は防げますが、すでに食べられてしまったところは元には戻らないため

部材交換などは被害の大きさ進行度合いにより費用が高額になってしまいます。

なので、

・定期的な予防薬剤を散布する、

・シロアリの好む湿気を減らすため家の外周に物を放置しない

といった対策を呼びかけています。

しろありは地面の中にいるので、予防の場合は土壌の処理をしっかりやっておけば安心です。

 

シロアリの駆除について

駆除の場合はすでに木の中にまでシロアリが入っているので部分的に小さな穴をあけて薬剤を注入する必要があります。

床下の木部に穿孔している様子です。

床下の木部に穿孔する様子

侵入経路が目で見て分かる場合は状況に合わせて処理ができますが、

基礎で囲われていたり、内土間(玄関や勝手口、物置など)の場合はどうしても目で見ての確認ができないときもあります。

例えばこちらの写真の事例。

写真ではわかりにくいのですが、床下の基礎で侵入出来ない部分がありました。

これ以上奥には行けない状態です。

お客様に了承をいただき、人が入れるサイズに数十センチ拡張(ハツリ)を実施します。

そして写真のように人が通れるようにし、予防や駆除などの施工を行います。

床下の写真

続いて、床上からドリルで土間を貫通してその下に薬剤を流し込む処理です。

実際の施工写真。

玄関の目地に穿孔をする様子

 

物件はかわりますが、写真のように木栓とモルタルを入れて修復します。

穿孔した箇所を修復する写真①

 

モルタルが乾くと見た目ではわからなくなります。

穿孔した箇所を修繕した状態

 

 

次は浴室の入り口、ドア枠にシロアリ被害があり、駆除を実施した際の写真です。

床上、柱部に穿孔する様子

 

浴室は湿気が多いため被害に遭いやすい箇所です。

ドア枠が木でできている家は要注意。いつの間にか被害が進み、木がボロボロになってしまいます。

 

 

 

 

床下の木部にできたシロアリの蟻道

 

新築で建てる前に処理できる状態とは異なり、建っている状態の処理になるので目の行き届かないところが必ず出てきます。

100%とは言えませんがそれに出来るだけ近づけるよう日々考えて工事に勤めてます。

 

 

 

 

 

 

 

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