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事例紹介:飯田市でヤマトシロアリの巨大な蟻道を発見。駆除を行いました。

こんにちは、

今回は長年長野県内の住宅を点検している経験豊富な点検担当アドバイザーの甕さんが

本当に大きいと感じた蟻道とその被害について事例紹介します。

 

布基礎防湿コンクリートの白蟻被害事例

蟻道(ぎどう)が巨大化していました。

その写真がこちら。

巨大な蟻道(ぎどう)がベタ基礎から土台の木材に向かっている

 

蟻道が大きいことがわかる

 

写真から見てわかるように、こちらの住宅は布基礎と呼ばれるコンクリートで覆われた基礎。

(布基礎防湿コンクリートを採用)

とても頑丈で湿気にも強く、白蟻にも比較的強いと言われている基礎です。

しかし、今回はわずかな隙間から白蟻が侵入したと考えられます。

白蟻被害は床下から基礎を登り、木部へと続いています。

 

そして、外壁にも被害が確認できました。

 

白蟻被害により、外壁がもろくなっている様子がわかる

 

シロアリ被害メモ

今回被害を起こしたのはヤマトシロアリという種類で、

長野県内の多くのシロアリ被害はこのヤマトシロアリによる被害です。

このサイズの蟻道になるまでに数年は経過していると思われます。

予防施工は新築時のみで築20年位経過していました。

 

また発見したとき、シロアリ自体はすでにいなくなっていました。

定期的な床下点検で被害を防ぐこと、もしくは最小限にすることができたかもしれません。

 

被害にあった環境まとめ

元々建物外側の雨もりが原因でした。

 

私たちがヤマトシロアリの被害を心配する際に、まず確認するのが『水の供給』があるかどうかです。

床下に湿気があるか、雨漏りはないか

大雨や川の氾濫で床下浸水などなかったか

ヤマトシロアリは、自身で水を運ぶことができません。

そのため、もともと湿っているなどの水分の多い環境を好みます。

雨漏れや床下浸水、湿気った環境は白蟻にとって最適な環境になってしまいます。

今回の事例は布基礎防湿コンクリートでしたので、床下の湿気は該当しませんが

雨漏れの対処が必要な事例でした。

 

被害により駆除・修繕費用

床下での改修はなく、幸い土台などの被害は軽微でした。

しかし、外壁に係わる部分の被害の方が被害が進行していました。

白蟻駆除、そして外壁剥がしての改修を実施しています。

白蟻駆除の金額は税込み約20万円、

外壁部の改修費用は工務店にて改修となるため、

正確な費用はわかりませんが数十万円はかかっていると考えられます。

 

さいごに

シロアリ被害は気がつかないうちに進んでしまいます。

今回の事例のように知らないうちに、巨大な蟻道が作られ、外壁まで被害が進んでいるケースも。

白蟻に食べられただけでは、家が倒壊することはほとんどありませんが

地震などの災害が起きたとき白蟻被害があると、家はとても脆くなり半壊もしくは全壊する可能性が高いのが事実です。

 

シロアリ被害は予防することができます。

ご自身でできる対策や、経験・知識の豊富なプロに依頼するなどして

対策を行なっていくことが重要になります。

 

 

 

シロアリ防除について

 

 

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