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本当は面白い!シロアリの生態【シロアリが嫌いなもの】
虫嫌い女子が語る本当は面白いシロアリの生態①シロアリが嫌いなもの

シロアリは大切なお家を食べる『害虫』としてご存知かと思います。

お家やお庭でシロアリを見つけた場合はもちろん放置せず 駆除と予防が大切なのですが、今回は虫嫌いの方でも関心してしまうであろう なんとも興味深いシロアリの生態についてお話していきます。

※虫嫌いの方の為に画像はイラストを使用していますが、 写真で見るのボタンよりシロアリの写真もご覧いただけます。

シロアリの生態

シロアリはゴキブリの仲間

シロアリはゴキブリの仲間

シロアリは『昆虫綱 ゴキブリ目 シロアリ科』。3億年以上も前から地球上に存在するゴキブリの仲間です。

黒い蟻(以降、クロアリ)と似た姿をしていますが、クロアリは蜂の仲間で違いはたくさんあります。卵からかえってからの成長の姿は、クロアリの幼虫はイモムシのような姿をしていますが、シロアリの幼虫は成虫の姿とさほど変わりません。

→ヤマトシロアリを 写真で見る

シロアリは紫外線に弱い

「シロ」アリ・「クロ」アリという様に色の違いも大きな特徴です。

シロアリはどうして白いのか?・・・それはメラニン(黒い色素)を持っていないからなのです。メラニンを持っていないということは、紫外線にとても弱く、太陽の光に当たると死んでしまいます。

そのためシロアリは餌である木材を探し求める際に、『蟻道』と呼ばれるトンネルを作り太陽の光を浴びることなく移動をします。蟻道は木くずや土や排泄物などから作られています。

→蟻道を 写真で見る

しかし、シロアリも成長過程で黒っぽい色をした者がいます。これは、巣を離れる(巣の外に出る)羽アリのことです。

紫外線に晒される者と、巣の中で過ごす者。メラニンが必要な者と、必要ない者。シロアリの成長はとても効率的なものですね。

日本に生息する家を食べるシロアリは4種類

「シロアリ」とひと言に言いますが、世界にはなんと2,900種以上ものシロアリが存在するといわれています。その多くは熱帯・亜熱帯地域に分布し、湿気を好みます。

日本には20種類以上のシロアリがいますが、その中で家を食べる(加害する)シロアリは4種類。特に被害の報告が多いのが『ヤマトシロアリ』『イエシロアリ』。その他に『アメリカカンザイシロアリ』『ダイコクシロアリ』があります。

家を食べるとはどういうことなのか・・・。

シロアリの餌となっているのは木材の主成分である『セルロース』です。セルロースは人間を含む多くの動物が分解・消化できませんが、シロアリは腸内にセルロースを分解する微生物がいて、分解を助けてもらっているのです。これは藁や草を食べる牛・馬・羊なども同じで、彼らも胃や腸内にセルロースを分解できる微生物を持っています。

ベタ基礎でもわずかなコンクリートの隙間からシロアリは侵入する

家の中でも 日が当たらない・空気の流れがない・温かく湿気の多いところを好みますので、水周りや玄関や畳などもシロアリの餌となります。 シロアリの手にかかればコンクリートを貫通させたり、ケーブルをも噛みちぎります。これはコンクリートを食べているわけではなく、その先にある木材を目指しているのです。

まとめ

シロアリの生態はとっても面白い!

  1. シロアリは名前に「アリ」と付くけれど『ゴキブリ』の仲間!
  2. シロアリはメラニンを持たないので白い!紫外線を浴びると死んでしまう!
  3. シロアリは木材を食べるが、小さな隙間からコンクリートをも貫通させる!(ベタ基礎のお家でも絶対に被害に遭わないわけではない!)

シロアリは大切なお家を食べてしまう害虫なのですが、調べてみるとその生態はとっても魅力的でしたね。
3億年以上も前から地球に存在している人類の大先輩ですから、シロアリが滅びることはないのでしょう・・・そして、まだまだ謎の多いシロアリの研究はこれからも続くのです。

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執筆者

ERINA IKEDA
虫嫌いだが、シロアリの生態に興味を持ち勉強中。 シロアリの写真は見られるようになったので、現在の目標は駆除工事に同行すること・・・。  シロアリ被害で泣かないために、多くの情報を発信していきます!

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