羽アリを見つけたらどうする?チェックポイントと対処法 公開日:2022年9月26日/更新日:2026年9月12日 私たちの住宅を侵食するシロアリ。 見つけた時には、パニックになってしまったり、不安に感じる方もいるかもしれません。 シロアリは皮膚がとても薄く乾燥しやすいため、光や外気を嫌います。 基本太陽の光が届かないさらに乾燥しにくい、土の中や木材の中にいて、人が目にすることはほとんどありません。 雨季などの湿った季節に条件が揃うことで、羽アリが大量発生し驚いてしまいます。 残念なことに、シロアリは殺虫剤をかけたりするだけでは解決しません。 一時はシロアリが弱ったり、死んでいることで安心するかもしれませんが、 家の床下や壁の中にシロアリの巣がある場合いつ再び羽アリが出てくるかわからない状態であり、 家の木材が侵食されているという状態も変わらないのです。 そこでこの記事では、羽アリを見つけたときにどうしたら良いか、具体的な対策方法についてご紹介します。 目次 Toggle シロアリについてヤマトシロアリの羽アリ羽アリを見つけたらシロアリと間違えやすい虫ヤマトシロアリの特徴と見分けるポイントシロアリかも…と思った場合には①どこで見つけたか(室内/屋外)②羽アリが出た時期③過去5年以内にシロアリの予防工事をしているかさいごに シロアリについて まず初めにシロアリは、名前に蟻と入っていますが蟻の仲間ではありません。 シロアリは『昆虫綱 ゴキブリ目 シロアリ科』に属しています。 つまりゴキブリを祖先とした、アリとは異なる種類の昆虫なのです。 そして、種類も豊富で、世界の熱帯・亜熱帯地域から温帯地域にかけて2,900種類以上のシロアリがいると言われています。 シロアリは家を食べる害虫として広く知られています。 ですが、シロアリの大半は枯れた木や落ち葉などを食べ、森林生態系の物質循環の中で「分解者」として重要な役 割を果たしています。森を守ることに貢献しているのです。 しかし、日本に生息するシロアリは23種類と言われ、この中で家を食べるシロアリは4種類存在します。 それが、 ・ヤマトシロアリ ・イエシロアリ ・アメリカカンザイシロアリ ・ダイコクシロアリ です。 長野県内では、この中の「ヤマトシロアリ」による被害が多いのが現状です。 ヤマトシロアリの羽アリ シロアリの羽アリには、1度に大量の羽アリたちが飛ぶ群飛(ぐんぴ)という行動があります。 長野県内で『ヤマトシロアリ』の羽アリが飛ぶ条件は・雨上がり等でジメジメしている・気温が高い・4月下旬〜6月上旬 などが挙げられます。 詳しくはシロアリ飛ぶ時期についての記事をご参考ください。 羽アリを見つけたら 羽アリを見つけた時、大切な自宅の『被害の進行状態』が心配かと思います。 しかし、まずは落ち着いて、今発生している羽アリの対処しましょう。 『家中に羽アリが飛んでいる』 『窓にびっしり羽アリがくっついている』 という恐怖の状況が推測できますが、このような状況では ①掃除機で吸う ②ガムテープなどで、羽アリが出てきた穴を塞ぐ などが効果的です。 シロアリと間違えやすい虫 キノコバエ、クロアリの羽アリ、ヒメアリなど、シロアリの羽アリと見た目が似ている虫は複数存在します。見分けるには専門知識が必要なため、まずは以下の記事で特徴を確認してみてください。 ▶「羽アリに似た虫の正体は?長野県の専門家がシロアリとの見分け方・対処法を解説」 ヤマトシロアリの特徴と見分けるポイント シロアリの羽アリか、クロアリの羽アリかを見分けるには専門知識が必要です。見分け方の詳細はこちらの記事で解説しています。 ▶「シロアリとクロアリの見分け方|長野県の専門家が特徴・被害・対策を徹底解説」 シロアリかも…と思った場合には シロアリを疑う場合には以下の3つを確認しましょう。 ①どこで見つけたか(室内/屋外) 室内で見つけた場合は、家の被害が疑われます。詳しい原因と対処法はこちらの記事をご覧ください。 ▶「羽アリが家の中に出た!長野県の専門業者が教える原因と正しい対処法」 屋外で見つけた場合は、庭のシロアリを完全に駆除することは難しいため、自宅の予防工事の有無がポイントになります。5年以内に予防工事をしていない場合は、このタイミングでの実施をおすすめします。 ②羽アリが出た時期 冒頭でお話した通り、『ヤマトシロアリ』は4月下旬〜6月上旬に群飛という行動をします。 4月下旬〜6月上旬以外の月に見られる場合は、クロアリの羽アリの可能性が高いです。 ③過去5年以内にシロアリの予防工事をしているか シロアリの予防は、まず新築時に予防工事が行われています。(方法は工務店へご確認を) シロアリの予防に使用している薬剤は、保証期間が5年。予防効果が切れると、シロアリが家の床下等に侵入し、じわじわと侵食してしまいます。 新築から5年、10年はまだまだ新しいですが、定期的な点検、予防は必要となります。 新築でも点検・予防が必要ですので、 もちろん築20年、30年の場合にも必ず定期点検を実施することをお勧めします。 定期的な点検・予防工事をすることで、結果的に家の健康を守り、長くすみ続けることが可能になります。 シロアリを完全駆除するという考え方ではなく、『シロアリを自宅に寄せ付けない』という考え方がポイントです。 山や林、公園そして自宅に庭など、どこにでも当たり前にいるのがシロアリです。 この全てのシロアリを駆除することは到底無理な話ですよね… シロアリの被害に遭わないために、家のシロアリ予防が大切ということ。 さいごに シロアリは、家を食べる害虫として知られていますが、自然界では木を分解する役割を持っている実は重要な生き物です。 しかし、大切な家を侵食するのは困りますね。家を健康的に長く住めるように、シロアリについて、正しい知識を持ち対処することが必要になります。 羽アリを見つけたこのタイミングで、家の健康をしっかりチェックしましょう!