【シロアリは予防が必要】湿気が上がって2階に被害事例も 公開日:2022年9月26日/更新日:2022年10月14日 この記事ではシロアリ予防のための湿気対策についてご紹介したいと思います。 まず湿気対策でシロアリと聞いてなぜ?と思う方もいるかもしれません。 自宅をシロアリ被害に遭わないためにシロアリの特性を知り、対策・予防を行いましょう。 目次 Toggle シロアリの特性3つのポイント脱衣所/お風呂場玄関畳の下その他(キッチン/トイレ)キッチントイレ2階天井に被害…シロアリ対策まとめ シロアリの特性 シロアリと聞いて、どのような場所にいるイメージを持っていますか? 床下や土の中にいるイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。 ただし、床下や土の中と言っても、3つのポイントが重要と言われています。 3つのポイント ・食糧(木材) ・太陽が当たらない ・湿気のある環境 そう、湿気です。 シロアリは湿気のある環境に被害が出ると言われています。 そのため被害傾向として湿気の多い箇所 脱衣所/お風呂場 玄関 畳の下 その他水回り(キッチン/トイレ) というケースが多いです。 シロアリは蟻道というものを作り移動します。そして、食料となる木材を目指します。 脱衣所/お風呂場 脱衣所とお風呂場は湿気の多い場所ですよね。入浴を終えたところで、換気扇を回すことや窓があれば窓を開け湿気を逃してください。(閉め忘れにはご注意を!) また、浴槽を洗う際に最後に冷水をかけてから換気することも効果的です。 玄関 玄関にタイルを採用している場合、掃除を行う際水洗いをすると汚れも落ちてスッキリしますよね。 ですがこの水洗いによって、玄関タイルの目地から水気が床下へと下りてしまい、湿気った環境に…。 水洗いを行った後は、乾いた雑巾などでしっかり水気をとりましょう。 畳の下 畳の下は湿気が溜まりやすくなります。 例えば、「布団」や「こたつ」などを使用していると布団から畳へ湿気がこもった環境になりますね。 布団は必ず、毎日折りたたむこと。 そしてこたつは週に1回は掃除をし、窓を開けたり、エアコンの除湿機能を使用したりして湿気を飛ばしましょう。 その他(キッチン/トイレ) キッチン 毎日料理をするキッチン、お湯を沸かしたり、茹でたり焼いたり、またお米を炊いたりと湿気が出ますね。 換気扇を回すことを心掛けましょう。 ポイントは、食後食器を洗ったり片付けをした後しばらく回しておくのが良いです。 トイレ トイレも同じく、湿気が気になる場所になります。 こちらも可能であれば週に1回のトイレ掃除の際、窓を開けたり換気扇を回すなどして換気を行いましょう。 2階天井に被害… 実際にあった被害に 2階に羽アリが出たという方がいました。 地面からの湿気の影響を受けにくい2階部分はシロアリの被害も少ないと言われています。 しかし、この被害事例のように2階や天井にも被害が及ぶケースがあります。 シロアリが床下から壁を伝って侵食し2階の天井まで被害がすすんでしまったという状況でした。 なぜそのような被害が起きてしまったのか、 考えられる原因として、『湿気』がポイントになってきます。 今回は2階の換気用天窓が空いたままになり気がつかないうちに、雨水が入り込んでいた…ということがわかりました。天窓から雨水が入り床や壁に水気が浸透し、建物の木材が湿気を帯びてしまったためシロアリの好む環境ができてしまったと考えられます。 湿気対策が重要なことがわかります。 今回ご紹介しました事例、2階に羽アリが出ることはかなりレアケースになります。 シロアリが床下から壁を伝って2階まで浸食していても気がつかない、本当に怖いです。 1階に被害がすすんでいても、気が付かないかも… シロアリ定期点検の必要性を再認識した事例でした。 シロアリ対策 シロアリの被害を予防するためには床下の予防が必要です。 いくら室内をしっかり換気して湿気対策を行っていても、床下にシロアリがいると床下から被害が進行してしまいます。 床下の対策はシロアリを寄せ付けない薬剤を、床下に散布することで可能です。 薬剤は安全性が高く、効果は一般的に5年間です。 まとめ 家をカビや湿気、シロアリから守るためにはちょっとした一手間が必要になります。 ・湿気を対策すること ・5年ごとに床下にシロアリ対策の薬剤散布をすること 上記の2つを意識することで、家の寿命が格段に変わります! お問い合わせ