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長野県【シロアリ被害事例】床下・畳・玄関・屋外で知らないうちに被害が拡大!

【長野県 シロアリ被害事例】床下・畳・玄関・屋外で知らないうちに被害が拡大!

こんにちは。テオリアランバーテック技術部の中塚です。
私は日々シロアリ駆除工事・予防工事で長野県内をかけ回っています。

今回はシロアリ被害事例として、活動を続ける大量のシロアリがいた現場や、室内・室外で被害が多く気を付けていただきたい場所を紹介します。
写真を掲載していますが、大量のシロアリは苦手な方もいるかもしれませんので、気を付けてご覧ください。

 

長野県のシロアリ被害事例

床下・和室の畳・勝手口・玄関框(かまち)裏の順に紹介します。
最後の玄関框裏は、駆除工事当日にも活動を続けている大量のシロアリとの遭遇がありました。
シロアリ被害の状態や被害の多い場所を知った上で、自分でできるシロアリ予防・対策も考えていただけると良いでしょう。

床下から侵入

床束・大引き・根太に作られたシロアリの蟻道

長野県で最も被害報告が多い「ヤマトシロアリ」は、地中から『蟻道(ぎどう)』と呼ばれるトンネルを作り建物へ侵入しています。

こちらの現場でも、束石・束・大引き・根太・床材を経由して建物への進入が確認できました。

束石に作られたシロアリの蟻道束石に作られた蟻道 床束・大引きに作られたシロアリの蟻道束・大引きに作られた蟻道

『蟻道(ぎどう)』とは、日光や乾燥に弱いシロアリが餌場などを求め移動するためのトンネルです。土や分泌物を混ぜ合わせて作られています。

大引きに作られたシロアリの蟻道大引きに作られた蟻道 基礎に作られたシロアリの蟻道基礎・大引きに作られた蟻道

左上の写真は、ところどころに土が付いているだけに見えるかもしれませんが、シロアリの蟻道です。このように建物の木部を食べることで内部がスカスカになり、もろくなってしまいます。

壊した蟻道の中から出てきたシロアリ

蟻道を壊すと、数匹のシロアリが出てきました。まだ活動中の様です。

床下の基礎際に作られたシロアリの蟻道

こちらは、基礎際に作られた蟻道です。

シロアリ被害のあった木材に薬剤を注入するため穴を開ける様子木部に穴を開ける シロアリ被害に遭った木材に駆除薬剤を注入する様子薬剤を注入する

被害の遭った箇所は、木部に穴を開けてそこにシロアリ駆除の薬剤を注入します。そして、床下の木部や土壌にも薬剤を散布します。

シロアリは地中から上へと上がってきますので、被害に遭う前に予防をしておくことが大切です。

 

和室の畳をめくると…

畳を剥がすと古い新聞を食害するシロアリがいる

こちらは、和室の畳をめくったところにいたシロアリです。
古い建物では、すき間風の防止や湿気を吸うという意味で畳の下に新聞紙を敷くことが多かったようですが、シロアリの餌食となってしまいました。
丸をしたところから右上に列をなしているのが分かりますでしょうか?

畳を剥がすと古い新聞を食害するシロアリが大量に

では、上の写真はどこにシロアリがいるか分かりますか?

ざっと数えても50匹ほどのシロアリがいるかと思います・・・。

畳を剥がすと古い新聞を食害するシロアリがいる

赤線で囲ったあたりに列をなしています。
湿気を吸った新聞紙はシロアリを招きかねないため、畳の下に新聞紙を敷くことは避けたほうが良いでしょう。畳の下に敷く専用のシート(防虫・防湿・隙間風防止など)があるようなのでそれらの活用をおすすめします。

畳や床の被害や対策について、こちらの記事もおすすめ!
▶古くなったお家、畳や床のシロアリ被害は大丈夫?

 

勝手口の踏み台から

勝手口の木の踏み台がシロアリに喰われてボロボロに

こちらのご家庭では、勝手口に木製の踏み台を使用していましたが、ご覧のようにシロアリ被害に遭ってしまいました。

基礎と木の踏み台の隙間にシロアリの蟻道

踏み台を基礎に付けて置いていたため、板に沿ってシロアリの形跡が出来ています。

木はまさにシロアリの餌となりますので、屋外で木製品を使う際はACQなどの防腐・防蟻剤の注入された木材を使用するか、木材保護剤を定期的に塗布しメンテナンスする必要があります。

屋外でのシロアリ対策について、こちらの記事もおすすめ!
▶【シロアリは予防が大切】寄せ付けない、被害に遭わないための5つの対策

 

シロアリ大量発生!被害の大きかった玄関框(かまち)裏

玄関タイルと玄関框

玄関框(かまち)とは、写真の部分を言います。(被害の遭った建物とは別の建物です)

シロアリ被害の多い玄関框裏がボロボロに

床下に潜り、框裏を見てみるとシロアリ被害で木材がボロボロになっていました。手で簡単に剝がすことが出来てしまいます。

玄関框裏に大量のシロアリ 玄関框裏に大量のシロアリ

板を剥がしてみると、活動中の大量のシロアリが!シロアリ同士が折り重なり、層になっています。

玄関框裏のシロアリ被害のあった木材にドリルで穴を開ける様子 玄関框裏のシロアリ被害のあった木材に駆除剤を注入する様子

こちらもしっかりと駆除工事させていただきました。

玄関框は、シロアリ被害の多い箇所になります。玄関タイルを水洗いした場合などは、なるべく水分を取ることをおすすめします。
また、冬季はお庭で育てているプランターの植物を玄関に置かれる方も多いかと思います。これも注意が必要で、プランターの下にはお皿や水受けを設置しましょう。目地からの水漏れや湿度を上げることでシロアリの好む環境となり、玄関框の被害へと発展してしまいます。

 

シロアリ被害に遭う前に

被害事例の紹介は以上になりますが、畳下の新聞紙の放置や、屋外の木材・木製品の注意点など、自分でできるシロアリ対策もありました。
また、定期的な床下点検やシロアリ予防工事をすることで、シロアリ被害から建物を守ることができます。

 

床下点検・シロアリ防除工事は、テオリアランバーテックにお任せください!
「しろあり防除施工士」の資格を持ち、受付から工事まですべての業務をテオリアランバーテックの社員が行います。

 

 

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