お家の床下は数センチ単位のお仕事 公開日:2024年1月10日/更新日:2024年1月29日 こんにちは、アドバイザーの下村です。 私は、お客様のお宅で床下の点検・調査を行うことを通常業務としています。 点検・調査を行う際に、お客様よりこんなお話を頂く事があります。 『よく、こんな狭いところに入っていけるね~。』 『私より大きいのに、入っていける?』 正直、昨今のお建物は、設計の基準もあり、我々にとって極端に入りにくい空間は少なくなっている印象です。 とは言え、築年数が経過しているお建物では、ある問題が発生する事があります。 『人通口が通れるか微妙なサイズ』問題です。 一見、通れそうに見えても、通れない。また、その逆もあります。 とある点検でもそんな場面に遭遇したので、せっかくなので測ってみました。 まず基準となるものを設定しましょう。今回は、調査の際に打診で使用するマイナスドライバーです。 全長・約30㎝。剣先を0に設定しました。 【写真 ドライバーの写真】 (私の躯体のサイズは、身長171.2㎝位、体重67㎏位。) 下の写真は、その建物の床下の通気口です。 土台(木材)の下にドライバーの剣先を当て、コンクリートの上端までを確認しました。 明らかに縦の長さが違います。 (ちなみに、長さの違いは造りの問題ではなく、コンクリート打設の際の誤差です。) 通れた方はこちら 【写真② ちょっと大きい】 通れなかったのはこちら 【写真③ 少し小さい】 2つの人通口の差をくらべると、こうなります。 【写真④】 通れた方は20㎝位。通れた方は17㎝位。 その差はわずか3㎝でした。 たった3㎝ですが、この差で先の確認ができるか、できない決まる事もあります。 当然ですが、床下で通れなかったからと言って、点検を諦めなければならないわけではありませんので、ご安心を。 今回は、床下ではこんな事もある一つの事例をお話しました。 これから寒くなっていきますが、我々は寒さにも負けず、現場に向かいます。 お家の不安ごとがございましたら、お気軽にご相談下さい。 テオリアランバーテックでは長野県内の白蟻施工・断熱施工を承っております。 ご検討・お見積りは以下のお問い合わせボタンからお問い合わせください。 投稿ナビゲーション シロアリ予防のタイミングシロアリ薬剤『粒剤』の施工方法