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家の中でシロアリ・羽アリを発見したら?正しい見分け方とすぐに取るべき対策

家の中でシロアリ・羽アリを発見したら?正しい見分け方とすぐに取るべき対策

執筆者神戸 大地 栃木県出身。現場アドバイザーとして日々経験を積んでいます。これまで床下が極端に低く、思わぬ環境に直面した現場など、印象的な調査も多数経験。現場では「効率よく動きながら、異常を見逃さないこと」を大切にしています。お家の外周りは物を置かず、風通しを良く保つことがシロアリ予防の基本。楽器や歌、映画・アニメ・ゲームが好きな、成長途中の現場目線アドバイザーです。

家の中でシロアリや羽アリを見つけた瞬間、多くの方が「まさか自分の家に…」と強い不安を感じるのではないでしょうか。
目に見える被害がなくても、家の中にシロアリが出た時点で、すでに床下や木材内部で被害が進行しているケースは少なくありません。
特に春から初夏にかけて室内で見かける「羽アリ」は、シロアリ被害の重要なサインです。ただし、羽アリ=必ずシロアリとは限らず、クロアリとの見分けを誤ると不要な不安や、逆に見逃しにつながることもあります。
大切なのは、正しく見分け、やるべき行動を冷静に取ることです。

この記事では、
・家の中でシロアリが見つかる時期と場所
・シロアリとクロアリの羽アリの確実な見分け方
・発見時に「やるべきこと/やってはいけないこと」
・被害状況に応じた駆除方法と費用の目安
までを、専門的な視点でわかりやすく整理しています。

「これってシロアリ?」「今すぐ何をすればいい?」と迷っている方こそ、まずはこの記事を最後まで読んで、家を守るための正しい判断軸を手に入れてください。

家の中にシロアリが出るのはどんなとき?

よく発見される季節

シロアリが私たちの前に姿を現すのには、決まったタイミングがあります。
一般的には、4月下旬から6月上旬の昼間によく見つかります。 中でも、ゴールデンウィーク前後の5月が活動のピークです。
この時期、シロアリは新しい巣を作るために「羽アリ」となって一斉に飛び出します。 いわば、シロアリたちにとっての「引っ越しシーズン」です。 もし家の中で大量の羽アリを見かけたら、それは近くに巨大な巣があるサインかもしれません。

家の中で見られる代表的な場所とサイン

シロアリがどこに隠れているかを知ることが、家を守る第一歩です。 特に注意が必要なのは、湿気がたまりやすい「水回り」と、外とつながる「玄関」です。

水回り(お風呂場・洗面所・台所の下など)

シロアリは、暗くてジメジメした場所を何よりも好みます。 水回りは常に湿気があるため、彼らにとっては「24時間食べ放題付きの高級リゾート」のような場所です。
「タイルの隙間にヒビがある」「床がふわふわと沈む」といった異変はありませんか? それは、床下の木材が食べられ、内部が空洞化したサインかもしれません。

玄関(土台と接している部分や、框(かまち)周辺)

玄関のシロアリ被害の様子。框が喰われている
【玄関框の被害】蟻道があり、内部も空洞化している

意外かもしれませんが、玄関はシロアリにとって良い餌場となります。 地面と木材の距離が近く、外からこっそり侵入するのにちょうど良いルートだからです。
壁や柱の隅に、土で作られた細いトンネル(蟻道:ぎどう)はありませんか? シロアリは光を避けるため、土で覆った通路を作って移動する習性があります。

シロアリの蟻道
【シロアリの蟻道】壊すと中からシロアリが・・・


こうしたサインは、お家が上げているSOSです。 特に、新築から5年〜10年が経過しているお家は要注意です。 新築時の予防バリアが寿命を迎え、家が「無防備な状態」になっている可能性が高いからです。

 

シロアリとクロアリの羽アリの違い

見た目の特徴

家の中で「羽があるアリ」を見つけると、誰でも不安になりますよね。 しかし、すべての羽アリが家に害を与えるわけではありません。
大切なのは、それが「家の天敵」であるシロアリなのか、それとも「害のない」クロアリなのかを見分けることです。
家の中で羽アリを発見した際、まず確認すべきは「体の構造」です。 シロアリとクロアリでは、以下の3つの部位において明確な違いがあります。

シロアリの羽アリとクロアリの羽アリの簡単な見分け方は、触覚・翅の長さ・胴の形状を見ること

触角の形状
シロアリ: 小さな球体が連なったような形状で、まっすぐに伸びています。
クロアリ: 途中でカクッと折れ曲がっており、L字型のような形状をしています。

羽の形状
シロアリ: 4枚の羽がほぼ同じ大きさ、かつ同じ形をしています。
クロアリ: 前側の羽が後ろ側の羽よりも大きく、形も異なります。
※シロアリの羽は非常に取れやすく、羽だけが大量に落ちている場合もシロアリの可能性が高まります。

胴体の形状
シロアリ: 胸部から腹部にかけて「くびれ」がありません。寸胴(ずんどう)な形状をしています。
クロアリ: 胸部と腹部の間が細く締まっており、はっきりとした「くびれ」があります。

行動と生息環境の違い

シロアリの兵蟻
シロアリ

クロアリ

シロアリとクロアリは、見た目だけでなく「動き方」や「好む場所」も全く異なります。 それぞれの習性を知ることで、家の中で見かけたアリが危険なものかどうかを判断しやすくなります。

行動特性
シロアリ: 光と乾燥を極端に嫌う性質を持っています。そのため、外気に触れる場所を歩くことはほとんどありません。移動する際は、「蟻道(ぎどう)」の中を通ります。
クロアリ: 日中の明るい時間帯に活発に活動します。エサを求めて地上を自由に歩き回るため、私たちの目にも触れやすいのが特徴です。

生息環境
シロアリ: 主な生息地は、床下、木材の内部、そして地中です。一度木材の中に入り込むと、外側からは見えないように中身だけを食べ進めます。
クロアリ: 主に屋外の地中や石の下、朽ちた木、樹木の根元などに巣を作ります。家の中に入ってくるのは、あくまでエサを探すための一時的な訪問であることが多いです。


シロアリは光を避けて移動するため、私たちが異変に気づく頃には、被害がかなり進行しているケースが少なくありません。
「庭でアリを見たけれど、家の中は大丈夫かな?」と心配になっていませんか?
シロアリなのか迷ったら、まずはプロに点検を依頼するのがおすすめです。

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シロアリとクロアリの見分け方|特徴・被害・対策を徹底解説!

 

家の中でシロアリを見つけた時の初動対応

やるべきこと

もし家の中でシロアリを見つけても、パニックになる必要はありません。 大切なのは、焦って自己流の処置をせず、正しく行動することです。 被害を最小限に食い止めるために、まず以下の3つのステップを踏んでください。

ステップ1:写真や動画を撮る

まずは、スマートフォンなどでシロアリの姿や場所を撮影しましょう。 どこから出ているのか(柱の隙間、壁、床の境目など)を明確にします。
周辺の様子もあわせて、できるだけ鮮明に撮っておくのがポイントです。 これらの記録は、後の点検でプロが被害状況を判断するための重要な証拠になります。

ステップ2:被害箇所を現状維持する

シロアリを見つけた場所には、触れないようにしてください。 シロアリは非常に警戒心が強く、刺激に敏感な生き物です。
下手にいじると、彼らは身の危険を感じて、建物のより深い場所や別の部屋へと移動してしまいます。 被害範囲を広げないために、そのままの状態でそっとしておきましょう。
羽アリが穴から飛び出してくる場合は、穴をガムテープなどで一時的に塞ぐことをおすすめします。羽アリが飛び出すのは数日で納まりますが、重要なことは、羽アリが出てこなくなったからといって家からシロアリがいなくなったわけではないということです。

ステップ3:専門家に相談・点検依頼する

シロアリの食害が進むスピードは、緩やかなものの、放っておくと家の体重を支える大切な柱や土台の耐久性が一気に落ちてしまいます。新築時に施された予防工事の効果は、一般的に5年〜10年で消えてしまいます。
バリアが切れたお家は、シロアリにとって侵入しやすい無防備な状態です。 早期発見と早期対応こそが、あなたの大切な家を守る唯一の鍵となります。

やってはいけないこと

シロアリを見つけたとき、良かれと思ってやったことが逆効果になる場合があります。被害を最小限に抑えるために、以下の行為は絶対に避けましょう。

NG①:市販の殺虫スプレーをかける

目の前のシロアリを退治したくなりますが、スプレーの使用は厳禁です。
スプレーによって表面のシロアリは死にますが、生き残った仲間は殺虫成分を嫌がって逃げ出します。
その結果、シロアリが建物の別の場所に分散し、かえって被害箇所を拡大させてしまうことになります。

NG②:叩いたり、強い刺激を与える

シロアリや羽アリを見つけると、思わず叩いて駆除したくなるかもしれません。しかし、強い刺激を与える行為は逆効果になることがあります。
シロアリは集団で行動しており、振動や衝撃を察知すると、危険を感じて巣の奥へと一斉に移動します。表に出ている個体だけを叩いても、被害の根本である「巣」や「女王アリ」が残っていれば、活動は止まりません。それどころか、警戒して別の場所へ移動し、被害箇所が広がるケースもあります。なるべく見つけた時のままの状態でプロを待つのが正解です。

NG③:「いなくなったから大丈夫」と自己判断して放置する

羽アリが数日で姿を消すと、「もういなくなったんだ」と安心してしまう方が少なくありません。
しかし、それは非常に危険な思い込みです。 羽アリが出るということは、すでに床下に数万匹単位のシロアリが生息しているというサインです。
見えるところに現れたのはほんの一部に過ぎず、建物内部では数年前から食害が進んでいる可能性が高いのです。

 

駆除方法と費用相場

シロアリ被害が確認された場合、次に気になるのが「どんな方法で駆除するのか」「費用はどれくらいかかるのか」という点ではないでしょうか。
シロアリ駆除には複数の工法があり、建物の状態や被害の進行度、重視したいポイントによって適した方法は異なります。
ここでは、代表的な、薬剤散布工法(バリア工法)ベイト工法の2つについて、それぞれの特徴と費用相場をわかりやすく解説します。

薬剤散布工法(バリア工法)

シロアリ駆除工事で土壌に薬剤を散布する様子

薬剤散布工法は、いわばシロアリに対する「直接攻撃」の手法です。
シロアリが侵入しそうな経路や、すでに被害を受けている場所に、専用の薬剤を直接散布したり注入したりします。床下の土壌を薬でコーティングし、被害の遭った木材に穴(数ミリ程度)を開けて注入する作業が中心となります。

特徴:即効性と確実なガード
建物内に侵入しているシロアリを直接退治するだけでなく、薬剤のバリアに触れたシロアリを駆除します。即効性が非常に高く、短期間で被害の拡大を食い止めることができるのが最大の強みです。

薬剤効果の目安:約5年
新築時に施されている予防工事も、このバリア工法が一般的です。ただし、薬剤の効果は5年程度で徐々に失われていきます。効果が切れたお家は、いわば「鍵を開けっ放しにした状態」と同じですので、定期的な再施工が欠かせません。

費用目安:坪数による変動
費用は、お建物の1階床面積によって変わりますが、一般的な戸建住宅で5年で20万円ほどが目安となります。(5年保証を付け、5年ごとに再施工する場合)

メリット:即効性があり、すぐに被害を止められる。 侵入経路を塞ぐため、予防効果が高い。
デメリット:薬剤を使用するため、臭気やアレルギーへの配慮が必要な場合がある

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ベイト工法

薬剤を直接散布するバリア工法に対し、ベイト工法はシロアリの習性を利用した手法です。
建物の周囲に、毒エサ(ベイト材)を入れた専用の容器(ステーション)を設置し、シロアリにそれを運ばせることで退治します。

特徴:巣を丸ごと壊滅させる
シロアリには、エサを見つけると仲間に分け与える習性があります。
毒エサを「おいしいお土産」として巣に持ち帰らせることで、地中深くに潜む女王アリを含めた巣全体を根絶することが可能です。

維持管理:定期的なチェックが不可欠
設置して終わりではなく、専門スタッフが定期的にステーションを点検し、エサの減り具合を確認したり、中身を交換したりする必要があります。

費用目安:建物の外周の長さ(m)による変動
お家の大きさ(外周)によって費用が変わりますが、一般的な戸建住宅で5年間で28万円ほどが目安となります。(5年ごとが薬剤交換の目安です。)

メリット:安全性が非常に高い。 巣全体を根絶できる可能性が高い。床下に潜れない構造の家でも対策が可能。
デメリット:即効性が低い。 毒エサが巣に行き渡るまで、数ヶ月かかることが多い。継続的な管理が必要。 定期点検の費用がかかり、エサを食べない場合は効果が出にくい。

 

実際の被害事例と解決方法

実際にあったシロアリ被害の事例をもとに、どのようなサインから発覚し、どんな対策で解決したのかを具体的に紹介します。ご自宅の状況と照らし合わせながら、早期対応の重要性を確認してください。

事例1:洗面所下の木材腐朽とシロアリ被害

大引にできたシロアリの蟻道

洗面所は家の中でも、特にシロアリに狙われやすい「超危険ゾーン」です。 その理由は、床下に湿気がたまりやすく、水漏れが起きやすいためです。

異変のきっかけ: あるご家庭で、洗面所の床が「少しふわふわする」という相談がありました。 一見すると普通の床ですが、踏むとわずかに沈む感覚があったそうです。これは、床を支える木材がシロアリに食べられているサインでした。

被害の実態: 床下を確認すると、配管からわずかな水漏れが発生していました。 水を含んで腐った木材は、シロアリにとって「最高級の濡れおかき」のようなものです。柔らかくなった木材を狙って、シロアリが土の中から大群で押し寄せていました。

床下で配管から水漏れが発生
【水漏れが発生】

被覆管にもシロアリ侵入の痕跡
配管の被覆材がボロボロ
被覆管にもシロアリ侵入の痕跡
シロアリ侵入の痕跡が・・・

解決方法: まず、水漏れの原因となっている配管を修理しました。 次に、シロアリに食べられて強度がなくなった木材を新しいものに交換しました。最後に、木材と土壌にしっかりと薬剤を散布し、シロアリの侵入を防ぐバリアを張りました。

事例2:羽アリを放置した結果、床下全面被害

床上から確認できるシロアリ被害

「数日たったらいなくなったから、もう大丈夫だろう」 そんな油断が、家の寿命を縮めてしまった事例です。

異変のきっかけ: 5月の連休明け、玄関から黒い羽アリが数百匹ほど飛び出してきました。 お客様は驚いて殺虫剤をまき、掃除機で吸い取りました。
数日で羽アリは見えなくなったため、「どこかへ飛んで行ったんだろう」と安心されたそうです。 しかし、これこそが最も恐ろしい「勘違い」でした。

被害の実態: 1年後、床がベコベコと沈むようになり、慌てて点検を依頼されました。 床下をのぞくと、そこには絶句する光景が広がっていました。
家を支える重要な土台や柱が、床下全面にわたって食い荒らされていたのです。 羽アリは、実は氷山の一角にすぎません。
目に見える羽アリは、巨大な巣からあふれ出した「ほんの一部のメンバー」なのです。 残された本体の軍団は、1年もの間、床下で「24時間無休の食べ放題」を続けていました。
家を支える木材は、指一本で崩れるほどスカスカになっていました。

シロアリ被害でスカスカになった木材

解決の方法:被害が広範囲だったため、即効性のある「バリア工法」で一気に叩くことにしました。 まず、シロアリが潜む木材の中に直接、薬剤を注入しました。
さらに、床下の土壌全面に薬剤のバリアを張り、地下からの侵入ルートを完全に遮断しました。
あわせて、強度がなくなった土台の補強工事を行い、ようやく安心を取り戻すことができました。

事例3:ベイト工法で巣を根絶した成功例

床下の基礎にできたシロアリの蟻道

「小さな子供やペットがいるから、強い薬をまくのは心配……」 そんなお悩みを持つご家庭で、巣を丸ごと退治した事例です。

異変のきっかけ: お庭の隅にある、古い切り株の周りにシロアリを見つけたのが始まりでした。 家の中に被害はまだありませんでしたが、すぐそばまでシロアリの影が迫っていました。
お客様は「薬の匂いや成分が気になる」という理由で、駆除をためらっておられました。

被害の実態: 点検の結果、お家の基礎部分にシロアリが作った「蟻道(ぎどう)」が見つかりました。 シロアリの偵察部隊が、すでにお家を狙って侵入を開始していたのです。
放っておけば、侵入が進み短期間で被害が拡大する状態でした。

解決の方法: 今回は、薬剤を散布しない「ベイト工法」を選択しました。 これは、シロアリが大好きな「毒入りのエサ」を入れた専用の容器を、お家の周りの地面に埋める方法です。
シロアリには「エサを見つけると仲間に分け与える」という習性があります。 毒入りのエサを、シロアリ自身が「おいしいお土産」として巣に持ち帰ってくれるのです。結果として、地中深くに潜んでいた女王アリを含む「巣全体」を根絶させることに成功しました。

 

安心して業者に依頼するためのポイント

信頼できる業者の見分け方

シロアリ駆除は、大切なご自宅の耐久性を左右する非常に重要なメンテナンスです。 残念ながら、業界には不安を煽るような悪質な訪問販売や、不当な高額請求を行う業者も一部存在します。
後悔しないために、信頼できる業者を見極めるための3つの基準を確認しましょう。

①業界の資格や保証制度を持っているかを確認する

プロとして信頼できる業者は、確かな知識の証明と、万が一の際の責任を明確にしています。

公益社団法人 日本しろあり対策協会への登録
国土交通大臣の認可を受けた団体です。この協会が定める適正な工法と、安全性の高い薬剤を使用しているかどうかの大きな目安になります。

しろあり防除施工士
専門的な知識と高度な技術を持っていることを証明する資格です。担当者がこの資格を保持しているか確認してみましょう。

5年間の保証制度
一般的な薬剤の効果に合わせて、5年間の保証がついているかが重要です。万が一再発した場合の「再施工費用」や「修繕費用」がどこまでカバーされるか、書面で確認しましょう。

②相場と比較し、複数の業者から見積もりを取る

相場を把握する
薬剤散布工法(バリア工法)の場合、坪単価(または平米単価)が一般的です。極端に安すぎたり、逆に高額すぎたりしないか、複数の業者の見積もりを比較して適正価格を知ることが大切です。

即決を迫る業者は要注意
「今すぐ契約すれば大幅に値引きします」と、検討する時間を与えず契約を急がせる業者は警戒が必要です。本当に誠実な業者は、お客様が納得して決断できるまでじっくり待ってくれます。

③契約内容と使用する薬剤について確認する

薬剤の安全性
使用する薬剤が「日本しろあり対策協会」の認定を受けた、人体やペット、環境への影響が十分に配慮されたものかを確認しましょう。

有効成分と持続期間
薬剤の効果がどのくらい続くのか、その根拠を尋ねてみてください。これにより、「なぜ5年保証なのか」という理由も明確になり、納得感を持って依頼できます。

点検・相談の流れ

シロアリの疑いがある場合でも、いきなり工事を決める必要はありません。
まずは現状を正確に把握することが大切です。一般的な点検・相談の流れは、次のとおりです。

① 相談・問い合わせ
電話や問い合わせフォームから、気になる症状(羽アリを見た場所、時期、床の沈みなど)を伝えます。写真や動画があれば、あわせて共有すると状況判断がスムーズです。

② 現地点検(床下・基礎・木部の確認)
専門スタッフが床下や基礎、木材の状態を確認します。
蟻道の有無、木材の食害状況、湿気や水漏れなど、被害の原因と範囲を客観的に調査します。

③ 調査結果の説明
点検結果をもとに、
・シロアリの有無
・被害の程度
・今すぐ対策が必要かどうか
を分かりやすく説明します。

④ 対策方法・費用の提案(必要な場合のみ)
被害やリスクが確認された場合は、建物の状態や生活スタイルに合わせて、薬剤散布工法・ベイト工法など複数の選択肢と費用目安が提示されます。
その場で契約を迫られることはなく、検討したうえで判断できます。

⑤ 実施・経過確認
対策を行った場合でも、定期点検や保証内容を確認しながら、再発防止につなげていきます。

羽アリを見かけたり、「もしかして…」と感じた段階で点検を受けておくことで、大がかりな補修工事を防げるケースも少なくありません。
判断に迷う場合こそ、早めの相談が住まいを守る近道です。

点検はここまで見る(チェック項目リスト)

床下点検で、シロアリ・水漏れ・腐朽・カビ・断熱材の状態・基礎のヒビ割れ・害虫や害獣の有無を確認している

専門家による点検では、単に「シロアリがいるかどうか」だけでなく、被害の有無・原因・再発リスクまでを総合的に確認します。主なチェック項目は以下のとおりです。

☑ 床下の蟻道(ぎどう)の有無
基礎や束石、土壌表面に、土で作られた通路がないかを確認します。

☑ 木材の食害状況(柱・土台・大引きなど)
表面だけでなく、内部が空洞化していないかを重点的に確認します。

☑ 床下の湿気・水漏れの有無
配管まわりの漏水、結露、土壌の湿り具合など、シロアリが発生しやすい環境要因を調査します。

☑ 侵入経路になりやすい箇所
基礎のひび割れ、配管の貫通部、玄関まわりなど、外部から侵入しやすいポイントを確認します。

☑ 被害の進行度と緊急性
すぐに対策が必要な状態か、経過観察でよいかを客観的に判断します。


羽アリを見かけた、床の沈みが気になるなど、少しでも不安があれば、まずは無料点検をご依頼ください。(長野県のお建物限定)

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