この記事は、シロアリがどのように建物に入ってくるのかを解説しています。

実は、とても身近に存在するシロアリについて、みていきましょう。

 

シロアリは普段、どこにいるのか・・・。
その問いは、自分の家の、庭まわりをよく観察してみることで、気付くことができます。

あるお宅に点検に伺った際に、見つけた例をひとつご紹介致します。

保管タイヤの下に「すのこ」板を置くことは、割とありますよね・・・。

 

実は、これが「シロアリの餌」になってしまうことがあります。

ただ、ポンっと置いてあった板をひっくり返しただけですが・・・。

 

いますよね・・・　かなり・・・。

 

 

シロアリは、どこから入ってくるの？

ということで、「シロアリ」は、普段「土の中」にいると言われています。

ただ、補足になりますが、ここで言うシロアリは、「ヤマトシロアリ」というシロアリです。
「地下シロアリ」と言われている種類で、「下（土の中）」から「上」へと上がっていきます。

「下（土の中）」から「上」への上がり方は、目で見て、確認することができます。
私たちは、家の「床下空間」で、目で見てわかる「通り道」を探して、被害有無を判断し、「被害箇所」を特定していきます。

 

この「通り道」は「蟻道（ぎどう）」と言います。
シロアリが、土に自分の排泄物・分泌物を加えて固めたものです。指で簡単に壊すことができます。

では実際、「蟻道」を壊してみましょう。

 

シロアリが活動中だと、この「蟻道」から、ご覧の通り、ぞろぞろと出没してきます。

風通しの良い床下であっても、この「蟻道」が作られてしまうと、被害を受けてしまうのです。

 

ちょっと変わった侵入もある

通常、「蟻道」は、基礎や束石等の構造物の「上」に作られますが、ごく稀に、ちょっと変った侵入をすることがあります・・・。

いわゆる「空中蟻道」と言われるもので、その名の通り、「空中」に「蟻道」を作り出してしまうことが有るのです。

 

何故・・・？　どうして・・・？　実に、不思議です・・・。

 

 

白蟻については、まだまだ、解明されていないことが多いのです・・・。

 

「下」からくるものに対して

やや脱線致しましたが、つまり、「ヤマトシロアリ」は「下（土の中）」から上へ上がってくるので、
「下（土壌面）」で「バリア」を張れば、ある程度の期間、侵入を防ぐことができます。

 

 

 

 

それは、仮に「お隣りが被害物件」であっても、こちら側は、薬剤の「バリア」で守れらます。
その逆もまたしかりで、お隣りがシロアリ工事をされた場合、その床下は守られるので、上へ行き場の無いシロアリは、横へ移動するしか有りません。
あくまでも可能性のお話ですが、お隣りの「リスク」が、こちら側へ来ることもあながち否定できません。

被害に遭う前に

以前 「シロアリ工事」は、「被害が出て」から「退治する」工事が主流でしたが、現在では、「被害に遭う前」に「予防する」工事へと、変化しつつ有ります。

最近、年に数件ですが、「新築」で予防していたお建物で、定期的な予防対策を取られず、被害を受けてしまう事例報告が上がっています。

薬剤の効力は、永久ではなく、「限りがあります」ので、「効力が弱まる」タイミングで、「定期的な予防対策」が必要なのです。

 

定期的な「メンテナンス」

病気になった時、「お医者さん」で受診し、薬局で「お薬」もらいますよね？
具合が悪くなれば、治療も必要です。

それと同じで、住宅も 「経年劣化」致します。
不具合が出たところを、「メンテナンス」する必要が有ります。

お建物の長期保全の観点から、定期的な「点検」と 「予防工事」、ご検討おすすめ致します。
テオリアランバーテックは、今後もそのサポートをさせていただきます。

 

 

長野県内のシロアリ駆除・シロアリ予防はお任せください！

ご相談・見積りはお問い合わせからお待ちしています。